もっと踏み込んだメガネのメンテナンスについて
店長の宮尾です。
前回のメガネのメンテナンス、どんなことをするの?に続いて、もっと踏み込んだメンテナンスについてご紹介します。
前回の記事はこちら
ここまでいくと修理とも言えるかもしれませんが・・・
もはやその領域、カスタマイズかも。
きれいにすると言っても、洗う、だけでは解決しないことも。
いわゆる「経年変化」というものが当然メガネにも起こります。
単純に落としたりぶつけたりして、傷がついたりすることも。
そんな時はもう一歩踏み込んだメンテナンスが必要になることがあります。
以下で実例をご紹介します。
『磨き』
プラスチックフレームの表面や部品が使っているうちに傷んできます。
どれだけ綺麗に扱っていても、個人差はあれど、誰にでも起こることです。
色々な原因で白化したり酸化したりヒビが入ったり・・・
もともと美しいツヤがあるフレームほど、目立ちますよね。
やすりがけをして表面の汚れや傷を落とし、バフという機械を使ってツヤ出しをします。
汚れや傷が深くなると、綺麗にならないこともありますので、やはり定期的にメガネ屋さんに通って、
磨きが必要か確認してもらうことをお勧めします。
『再メッキ』
磨きは主にセルフレームやパーツに対して行うメンテナンスと考えてください。
メタルフレームの場合、表面に傷やメッキ剥がれ、塗装剥がれが起きることがあります。
もうだめだ、と思ってしまう方も意外と多いのがこれ。
この場合は再メッキ、再塗装という修理方法があります。
必ずしも元と同じメッキ、塗装をする必要はなく、色を変更することも可能です。
希望するメッキ、塗装色の見本があると尚更良いです。
雰囲気、変わるので面白いですよ。
『鼻盛り交換』
メンテナンスではない・・・カスタマイズ・・・
ゲフンゲフン・・・何か聞こえた気がするけど、まあいいでしょう。
鼻が合わない・・・
セルフレームの時に多い症状というか、悩み事ですよね。
せっかく見つけたかっこいいセルフレーム。
鼻が合わなくて諦めた。なんてお話も聞きます。
鼻を整形するわけにもいきませんが、フレームの鼻の部分を変更する、ということは意外とできるのです。
幅や高さをしっかりと合わせると、かけ心地が劇的に変化します。
『合口削り』
こちらもメンテナンス・・・というよりカスタマイズの気がしますが・・・
セルフレームの場合、幅が狭い時にテンプルとフロントの合わせ目、合口という部分を削って、幅を広くすることが可能です。
テンプル部分を曲げるだけだと、根本的な解消にならないことも多く、さらに見た目が不格好になることも。
そんな時にこの、合口削りという技術を使うことがあります。
かけ心地が良く、見た目が美しいことも、大切。
以上、もっと踏み込んだメンテナンスの方法について紹介してみました。
このくらいの作業になると、メガネ屋さんの協力、判断が不可欠。
再メッキなんて鯖江の専門工場にお願いしないといけません。
フレームの素材や、傷み具合によって出来ないこともあります。
自分もやってもらいたい!と思ったら、メガネ屋さんに相談してみましょう。
現物をメガネ屋さんに見てもらって、自分の希望を伝えてみることです。
良いメガネを作るために、プロの知識と技術と経験が不可欠です。
メガネをメンテナンス、カスタマイズして、メガネ生活、楽しく快適に!
カスタマイズって言ってる。
またお会いしましょう。